【名古屋市緑区】エアコン補助金|高齢者向けと省エネ買い換え支援で対象が違う

エアコンの費用は本体代だけでも大きく、設置工事費が加わると家計への影響は無視できません。暑さが本格化する前に動きたい気持ちはよく分かるのですが、申請が必要な制度の場合、購入より先に確認すべきことがあるので、少し立ち止まる価値があります。

地域情報メディア『ミドリノワ』のエリア担当ライター、ミキオです。名古屋市緑区に住んでいて、近所の世帯がどんな制度を使えるのかをよく調べています。今回は、緑区在住の方がエアコンの助成・補助を調べるときに、どこで何を確認すれば迷わなくて済むかを整理しました。

制度の種類・対象になりやすい世帯・本体代と設置費の扱い・申請の順番・窓口の見分け方、という流れで進めます。

目次

「助成」と「補助」は何が違うのか

「助成」も「補助」も費用の一部を公的に支援する仕組みですが、制度によって対象者の絞り方や支給の方法が異なります。

名古屋市の場合、高齢者向けの助成は「世帯の状況に応じた福祉的な支援」として設計されていたのに対し、省エネ家電の買い換え支援は「環境政策として一般市民向けに設けられた制度」という立ち位置。見た目は似ていますが、対象者も申請の仕方もかなり違います。

この違いを最初に知っておくと、自分がどの窓口に問い合わせるべきかが分かりやすくなります。

名古屋市で確認できる制度の種類

2026年5月時点で、名古屋市の個人向けエアコン関連の制度として確認できるのは、主に二つです。それぞれ対象・内容・申請方法が全く異なる制度なので、混同しないようにしたいところ。

制度名主な対象2026年5月の状況
省エネ家電への買い換え促進事業名古屋市内在住の個人2026年5月23日から開始予定
在宅高齢者エアコン設置等助成事業65歳以上・非課税世帯など令和7年度のみ実施・受付終了

高齢者向けの助成制度は令和7年度のみの実施で、2025年9月30日に受付を終了しています。令和8年度以降の実施については、現時点では公表されていません。最新情報は名古屋市の公式ページか、区役所の福祉窓口で確認してください。

高齢者向け助成の対象だった世帯の条件

令和7年度に実施された高齢者向け助成(上限92,000円)は、対象者の要件が四つありました。受付は終了していますが、令和8年度以降に類似の制度が設けられる可能性もあるため、要件の組み方を知っておくと判断しやすくなります。

65歳以上であること

令和8年3月31日時点で満65歳以上の方が対象でした。

市民税非課税世帯などであること

市民税非課税、生活保護受給、中国残留邦人等支援給付受給のいずれかが対象でした。

世帯でエアコンを1台も持っていないこと

故障で使用できない状態も含みます。修理費用も対象経費に含まれていました。

過去に市からエアコン関連の助成を受けていないこと

1世帯1回限りの制度のため、過去の受給歴が対象外の判断に影響します。

「自分の親の世帯が当てはまるかどうか」を確認したい場合、四つの要件をすべて満たすかどうかがポイントです。一つでも外れると対象外になる仕組みでした。

省エネ家電買い換え支援の対象になる世帯

2026年5月23日から始まる「省エネ家電への買い換え促進事業」は、名古屋市内在住の個人であれば対象になりえます。世帯の収入や年齢の条件はありません。ただし、「新規設置ではなく買い換え」「市内の登録店舗で購入」「省エネ基準を満たした機種」という条件は必須です。

支援額はエアコンの冷房能力によって変わります。2.5kW未満で1万円、2.5kW以上3.6kW未満で1万5千円、3.6kW以上で2万円という3段階。

購入者が後から市役所に申請する制度ではなく、登録店舗が手続きを行い、店頭価格から支援額を差し引いた金額で購入できる仕組みです。そのため「登録店舗かどうか」は必ず購入前に確認が必要です。

本体代と設置費はどちらが対象になるか

これは制度によって違います。令和7年度の高齢者向け助成は、購入費・設置工事費・修理費のすべてが対象経費に含まれていました。上限92,000円の中に設置費も込みで対象になっていたため、家計の見通しが立てやすかった制度です。

一方、省エネ家電買い換え支援は支援額が1万円から2万円の固定額で、設置費が含まれるかどうかは現時点では制度の趣旨から見て本体代ベースとみておくのが自然です。詳細は登録店舗か名古屋市公式ページで確認してください。

みきお

設置費が出るかどうかで、実際の負担額がずいぶん変わりますよね

購入前に確認しておきたいこと

迷いやすいのが、「いつ買うか」のタイミングです。省エネ家電買い換え支援は2026年5月23日からの開始で、それより前に購入したエアコンは対象外になります。夏前に工事予約が混み始める時期でもあるので、早く動きたい気持ちはよく分かるのですが、開始日の前後では扱いが変わります。

  • 購入日が制度の期間内かどうか
  • 購入する店舗が登録店舗かどうか
  • 選ぶ機種が対象機種かどうか
  • 新規設置か買い換えかの確認
  • 予算上限に達していないかどうか

予算上限に達した時点で受付終了になる制度のため、夏が本格化してからでは間に合わないこともあります。開始日を過ぎたら、なるべく早めに登録店舗へ確認に行くほうが安心です。

申請の流れでつまずきやすい場面

令和7年度の高齢者向け助成では「必ず購入前の事前申請が必要」とされていました。購入後に申請しても対象外になるため、ここを知らないまま先に買ってしまうと取り返しがつきません。わたしも制度の仕組みを調べていて、この順番の大事さを改めて感じました。

STEP
制度の有無と受付期間を公式で確認する

名古屋市公式ページまたは区役所の窓口で、現在使える制度があるかを確認します。

STEP
自分の世帯が対象かどうかを照合する

年齢・非課税かどうか・エアコンの有無など、条件を一つずつ確認します。

STEP
購入前の申請が必要かどうかを確認する

事前申請が必要な制度では、購入より前に手続きを済ませる必要があります。

STEP
登録店舗または申請窓口へ問い合わせる

不明な点は、必ず購入前に窓口へ直接確認することで、後からの後悔を防げます。

省エネ家電買い換え支援は登録店舗が手続きを行う仕組みのため、購入者が後から市役所に書類を持ち込む形ではありません。ただ、どちらの制度も「まず確認・次に購入」という順番は変わらないと考えておくと安心です。

区役所と市の窓口、どちらに行けばよいか

先に結論を言うと、高齢者向けの福祉的な支援に関しては、緑区役所の福祉窓口か健康福祉局(市の担当課)が相談先になります。省エネ家電の買い換え支援は、登録店舗か名古屋市公式の専用サイトが一番早い確認先です。

「どの制度が今あるのか分からない」という段階であれば、まず緑区役所の窓口に電話して聞いてみるのが現実的。そこから「この制度は市の担当課へ」と案内してもらえることもあります。

熱中症対策の観点で制度を見るときの注意

高齢の家族がいる世帯は、「熱中症対策」として制度を調べることが多いと思います。令和7年度の高齢者向け助成は、まさに熱中症リスクへの対応として設計されていた制度でした。ただ、令和8年度以降の同様の制度については、現時点で名古屋市から正式な発表はありません。

検索すると「最大92,000円」という情報が今も出てきますが、それは令和7年度の終了済みの制度の情報です。古い記事の内容をそのまま信じて動くと、「対象期間が終わっていた」という場面になりかねません。

公式情報を確認するときの具体的な方法

名古屋市の制度を調べるなら、名古屋市公式ウェブサイトの「健康福祉局」や「環境局」のページが一次情報になります。検索サイトで出てくるまとめ記事は、制度が終了した後も内容が更新されていないことがあるため、最後は公式で確認する流れが安心です。

窓口で聞く場合、「今年度、エアコンの設置や買い換えに使える支援制度はありますか」と聞くと、担当者が現在の状況を教えてくれます。問い合わせ先を絞り込む前の段階でも、緑区役所に電話してみるだけでも動きやすいです。

制度を使おうとして失敗しやすい場面

実際に制度を使おうとして後から困るパターンは、大きく三つあります。

購入後に申請しようとした

事前申請が必要な制度では、購入後の申請は受け付けてもらえません。

登録店舗以外で買ってしまった

支援の手続きを行えるのは登録店舗だけのため、店舗の確認は必須です。

終了した制度の情報をそのまま信じた

古い記事の内容が更新されておらず、受付終了後に動いてしまうことがあります。

「急いで買ったら対象外だった」という結果は、制度があったとしても使えなかったことと同じ。わたしなら、まず公式ページで受付中かどうかだけでも確認してから動くようにしています。

向かないケースと見ておきたい注意点

省エネ家電買い換え支援は「設置済みのエアコンからの買い換え」が前提です。今まで一度もエアコンがなかった部屋に新しく設置する場合は、この制度の対象外になる可能性が高くなります。

また、ネット通販や市外の店舗での購入も対象外になりやすい制度です。価格だけ見て購入先を選ぶと、支援を受けられなかったという話になりかねません。賃貸住宅の場合は、設置前に家主の同意も必要になることがあるため、その確認も先に済ませておく価値があります。

今できることから一つだけ動いてみてください

制度があるかどうかで購入のタイミングが変わるのが、エアコンの助成・補助を調べる難しさのひとつです。今週末、まず名古屋市の公式ページを開いて「省エネ家電買い換え支援の登録店舗」を一覧で確認するだけでも、次の動きが見えてきます。

高齢の親御さんのためにエアコンを考えている場合は、令和8年度以降に同様の支援が設けられるかどうかを緑区役所に一度電話して聞いてみるのが、わたしは一番早いと感じています。電話一本で「今は制度がない」「秋以降に情報が出る予定」などの見通しを教えてもらえることもあります。

「調べて損をした」ということはないので、急がず焦らず、今日か明日のどこかで一つだけ確認するところから始めてみてくださいね。

情報は更新時点のものです。最新情報は公式サイトもあわせてご確認ください。

この記事を書いた人

「ミドリノワ」ミキオ

名古屋市緑区在住のミキオです。地域情報メディア『ミドリノワ』で、地元で役立つ情報を発信しています。

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